2017年5月2日火曜日

神護寺 桜 2017.4.16

★★★★☆

大きなヤマザクラが何本かあり、その存在を主張している。が、残念ながら、ヤマザクラはだいぶ散っている。(といってもそこそこには残っている。)
自宅近くのソメイヨシノよりも1~2日散るのが早い。風が強かったのかな。

しかし、本数は少ないが、しだれ桜はちょうど満開。
この時期に訪れる人は少なく(ざっと10人程度か)、厳粛な空間に、ゆったりした気分でひたることができる。
その意味で、とても価値がある。
本堂前のしだれは見事だし。

そうそう、源頼朝を描いた絵画について、参拝していた女性が、胴体と頭部のバランスがよくないと言うと、僧侶が、当時はまだ正座が存在せず、両足の裏を重ねる座り方をしていたためだと教えてくれた。正座は、禅とともに生まれたそうだ。また、平重盛(だったっけ)の絵画の方が国際的な知名度は高く、こちらはルーブル美術館(だったかな)に何度か貸出しもしたのだという。本尊の薬師如来は、姿勢が直立ではなく、少し曲がっているが、それは、動きを現している。そして、薬師如来は左手に薬壺を持っていて、これは体の病気を治すもの。右手を前にかざしているが、これは精神を健康にさせるため。



























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