2015年5月7日木曜日

安楽寺 ツツジ 2015.5.5

★☆☆☆☆(あくまでもツツジという観点での評価です。)




到着は午後3時ころ。銀閣寺から哲学の道を下った。

お寺としては、よい雰囲気ではあるが、ツツジという観点からすると、物足りない。やはり、このお寺はサツキの季節に見ごたえがあるのだろう。

職員の方によると、昨日の雨で、素晴らしかった庭園借景の山にあった藤の花が落ちてしまった。それまでは、借景のツツジがとても美しかったという。残念。

また、別の職員の方が、参拝者に寺の歴史などを10分余り話してくれた。
ここは法然の教えに基づく寺。後鳥羽上皇お気に入りの女官姉妹松虫と鈴虫は、俗世に安らぎを覚えず、後鳥羽上皇が50日間熊野に行っていた際に、当時人々に指示されていた法然の教えを受けようと出家した。都に戻り、出家を知った後鳥羽上皇は激怒し、二人の高僧を死罪とし、75歳の法然を流刑とした。当時35歳だった法然の弟子親鸞も新潟に流刑とされた。(その後法然と親鸞は都に戻ることを赦された。) 姉妹は四国の寺で、死ぬまで念仏を唱え、45歳と35歳でこの世を去った。二人の高僧は、処刑される前に、同じ墓に入ることを願い、それがかなえられ滋賀県に墓がある。それにちなみ、安楽寺境内にも五輪の塔が二つある。また、松虫、鈴虫は四国に墓があるが、安楽寺境内にもとむらうためのものがある。













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